不倫彼が言う「嫁と上手くいってない」の真の意味と捉え方は?

気持ち

「嫁とはあまり上手くいってないんだ」

この通りの文言じゃなくても、奥さんとそれほど仲良くしてないというニュアンスのことは不倫の場においてよく聞く言葉の一つに数えられます。

まぁよく聞く。嫁さんのいる不倫男の大半が言ってるんじゃないかってくらいの常套句です。

すごーく表面的な見方をすると、家庭内がうまくいってない男たちは安らぎを求めて不倫に走るのだってことになりますが、実際は彼らが言うほどぎくしゃくしてるわけじゃないのが大半です

悲しいかな家庭不和の数と不倫の数は必ずしも比例しません。傍から見る限りよその家庭より夫婦仲いいのにちゃっかり不倫している男性を何人も知っています。

そんな人でもけっこう口にしてしまうこの言葉にはどんな意味があるのでしょう。

ウソじゃないんです

「嫁とは上手くいってない」をまるっと信じてたのに彼のFacebookを覗いてみたら楽しそうな家族旅行の写真がアップされてて立ち直れないくらいショックを受けてしまった なんていうあちゃーな話もちらほらと見かけますね。騙された!と腹立つし悲しくなります。

どうしてそんなすぐばれるようなウソをつくんだろうと思うかもしれません。

しかし彼らにはウソをついている意識はまったくありません。口にした瞬間は本当にそんな気がしています。

その時思う上手くいってる夫婦とは

別に特段険悪でもないのに上手くいってないという、じゃあ何がどうなれば上手くいってるのか。

ひと言でまとめると、嫁さんや家庭が完全に自分の思い通りで不満のない状態です。

帰るなり愚痴を聞かされることもなく、ゴミ出しを忘れたといって咎められたりせず、今晩どう?と誘ったときに疲れてるからと背中を向けられることのないオトコ的理想の家庭。

いや、そんなもん全部備えた家庭ってどこのお殿様だよー!

2つの意味

どこの家庭でも大なり小なり不満やひっかかりがあって当たり前です。こういうお殿様な家庭生活が送れない男性はみな不倫に首を突っ込んでも仕方がないなら向こう三軒両隣ぜーんぶ不倫してます。

「嫁とはうまくいってない」という言葉は、結局はやましいことをしてる自分への言い訳です。彼らはよろしくないことは重々承知しているけれど、少しでも「それは致し方なかろう」と思える理由が欲しいのです。

そしてもう一つ、相手の女性に100%遊びだと思われたくない心理が働いています。

不倫なんてもんは深みにはまることを前提に関係をスタートさせる人はまずいません。家庭に波風を立てずにする「恋愛」は家計に影響が出ない範囲で楽しむ趣味や遊びと何がどう違うのか。

客観的に見れば不倫のはじまりの頃はおしなべて遊びなのですが、言葉にして「遊び」と言われちゃうと自分がすごく男尊女卑の鬼畜なヤツと同等になったみたいで心持ちがよろしくない。

「奥さんとはそこそこ仲良くやってるけど君のことも好きなんだ」というのが本当のところなのです。

ただ、これだと公然と二股かけてますと言ってるようで心持ちがよろしくない。(嫁さんに対する感情と彼女に対する感情は異質なものなのですが)

だから「嫁とはうまくいってない」と夫婦間の愛情が薄れているような言い方をしてこれは遊びじゃないんだアピールをするのです。

遊びだけど結論ではない

スタート時点から命がけの本気を期待していたなら、所詮は遊びと言われてがっかりするかも知れません。

ただ、今はまだ遊びでも付き合っていくうちに手ごたえのある本気になっていく可能性はいくらでもあります。人の気持ちはよくも悪くも移ろうものです。

その関係をどうするかは、あなたの不倫関係なんだからあなた自身が決めなくちゃです。遊びの関係なんかゴメンだから清算するわなら、それに越したことはないです。

今は遊びだとしてもこの先もっと愛されてる自分を求めるなら、相手まかせにばかりしないで主体的に関係を築いていくことが必要でしょう。

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