「優しさに癒される」不倫相手にこう言われたら嬉しいですよね。
理想の不倫相手のイメージに多くの人が優しさと包容力を挙げます。自分の存在を全部まるごと肯定してくれるような、魔法の毛布にくるまれるみたいに居心地のいい恋人は不倫でなくても理想的でしょう。
もっと愛されたくて本音を表に出すのを我慢しながら心優しい理想の恋人に近づこうとしている人もいるかも知れません。
こうしたい、こうして欲しいことを押し殺すのが辛くなってきていても「一緒にいるときが一番ほっとする」と言われたいがために。
ただ、優しい人が理想という言葉には落とし穴があることに気がついていますか?
優しい恋人でいることはその関係を長続きさせることに必ずしもプラスになりません。いまの関係を失わないために優しい恋人であろうと頑張れば頑張るほど別れが近づいているかもしれないのです。
男性が優しいのはOK?
優しさが必ずしもプラスにならないと言いましたが、これって性差があります。
女性は優しい男性を手放しません。優しくされると自分にすごーく価値を見出してもらえたと感じて無条件で居心地がいいからです。
ですから、不倫相手を失いたくない男性は自分のキャパを見据えた上でとことん優しくしてあげるがよろしい。
恋人が独身の女性で離婚はできないけど別れたくないのなら、離婚はできないことをはっきり伝えた上で全力で花よ蝶よと優しくしてあげればいいのです。相手が結婚できないこと受け入れるかどうかは相手側の問題。
結婚の希望がないことを理由に別れを切り出されたらぐずぐず言わずに別れてあげるのが最後の優しさです。
「理想」に隠された意味
結婚して生活を維持していく責任を負ってる男性が不倫関係に求めるものの一つが開放感です。そんな不倫男子が「優しい人が理想」と言う。
ここで言う優しさとは、あれこれと気遣ってくれたり好きなものを用意してくれたりという意味ではありません。無理も我慢もしなくていいという意味です。
つまり、優しい=都合がいいということ。このことは不倫経験のある男性から直接聞いたことです。なんかすごく納得してしまった。
約束していたデートを当日になってキャンセルされて、物分りのいい女性と思われたくて「いいよ。仕方ないもんね」と答えたところ「ごめんね。君は優しいから大好きだ」と言われた。
それは「君って都合がよくて大好きだ」とほぼ同義だと思ってください。
優しい女が愛され続けないわけ
別れたくない気持ちが強くなりすぎると、都合のいい女でいてあげればいつか「オレのために我慢してくれてたんだ ありがとう」と感謝の気持ちをもって愛してくれるんじゃないかと希望を持ちたくなります。
むかしそういう自分だったこともあるから、その気持ちは分かります。
残念ながらこれは壮大なる勘違いです。都合がいいということは思い通りになるということでもありますが、それが普通になった男は、その思い通りを失わない限り有難みが分りません。
男はイヌみたいに追えば逃げるし逃げれば追ってくるものと言いますが、男性にとって恋愛感情は原始的な狩猟本能をかきたてるものです。だから追いかけて狩ろうとする。口説いてるときにやたら熱心なのはそのためです。
ところが、思い通りが当たり前になってしまうと追うものがないと感じるので狩猟本能がうずうずしなくなります。こうなると人によっては「飽きた」と感じてだんだんと距離をおくようになってしまうのです。
理想の不倫相手は優しい人…ぱっと見は当たり障りなさそうに見えますが本音は額面どおりではないことを頭においてお付き合いをしないくちゃですね。
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